世界のGDP 2011 1 22
今週は、世界のGDPで、このようなニュースがありました。
世界の名目GDPランキングにおいて、
人口13億人の中国が、人口1億人の日本を超え、世界第二位となった。
上海を見れば、確かに富裕層が増えたと感じますが、
一方で、中国においては、驚異的な「貧富の格差」が生じたと思います。
数年前、日本においては、格差社会ということが議論されましたが、
中国と比較してしまうと、日本の経済的な格差は小さく、
日本は平等社会に近いと言えるかもしれません。
(注)
日本の人口は、正確に言えば、約1億2700万人です。
「中国の貧富の格差は凄まじい。
二極分化の程度を表すジニ係数は、諸説あるものの、
中国社会科学院の発表で、0.458〜0.5に上昇している。
0.5とは、警戒が必要な危険水域とされる数値である。
拡大する一方の貧富の格差に、
十数億人の労働者、農民は憤り、
改革派の軍人もシビリアンコントロールの則を
踏み越える覚悟を固めているのが実情なのである」
(「2013年、中国で軍事クーデターが起こる」 楊 中美 ビジネス社)
毛沢東 2010 10
23
もし、革命家の毛沢東が、現代の中国に生まれたら、
あまりにも激しい「貧富の格差」を見て、
共産主義革命を起こすでしょう。
毛沢東は、誰もが平等な社会を目指していました。
今の中国は、
毛沢東思想を否定しないと成り立たない社会になってしまいました。
「こんなはずではなかった」と、毛沢東は思うでしょう。